第29回 5つの国を旅するように。

こんにちは、カイシです。
今日は11月15日発売の「たのしごとデザイン論」がどのような構成になっているかについてお話ししたいと思います。
この本は5つの章に分かれており、章が進むにしたがって、より発展的なことを考えていけるような仕組みになっています。

第1章 デザインを知る、たのしごと。
ここは入口、入門の章として、まずグラフィックデザインは果たしてどんな仕事なのか?という正体をさまざまな角度から観察していきます。デザイン経験者の方にはあらためてデザインとは何かを考えるためのきっかけに、がむしゃらに作り続けてきた学生の方には、あらためて自身が取り組んでいるものは何なのか?原初的な気持ちで考えてみましょう。

1-1「あなたがつなげば世界は変わる。」
1-2「抽象化は誰かの目。」
1-3「マークは何のためにある?」
1-4「グラフィックデザイナーは平面彫刻家。」
1-5「忘れてはいけない、2つの軸。」
1-6「短期記憶のハードル。」
1-7「揃えと崩し。」
1-8「モニタの向こう側を考える。」

第2章 あなたとデザインを考える、たのしごと。
「何をつくる?」から「どうつくるか?」へ。デザインという仕事をする上で欠かせない、もの、人、ことの関わり。そしてそこに至るための思考。表現と考え方をむすびつけることは、あなたのデザインを外へ広げるための欠かせないプロセスなのです。この章にはあなたのつくるものを一段奥深いものにしてくれるためのヒントが隠されているかもしれません。

2-1「アイデアは0からは生まれない。」
2-2「木も森も見よう。」
2-3「ポスターは見てくれない」
2-4「コンピュータの良いところを考えよう。」
2-5「コンピュータの悪いところも考えよう。」
2-6「遊び場をつくろう。」
2-7「世界は爪からはじまる。」
2-8「パッケージはスーパーメディア。」
2-9「コストはお金だけじゃない。」
2-10「美しいことだけが正解ではない。」
2-11「センスの正体を知ろう。」

第3章 仲間との関係を学ぶ、たのしごと。
デザインはたった一人で生み出されるものではありません。さまざまな才能の力を借り、仲間とともに強い信頼関係のもと、一つの目的に向かって進む必要があります。いわゆるディレクションと呼ばれる仕事と、そのポイントについて語る章です。私は大学のゼミで「デザインプロセスのコミュニケーション」をテーマに置いていますが、この章はまさに、その中身に迫っていきます。「たのしごと」=「他の仕事」に敬意を持ち、適切なディレクションができるように学びます。

3-1「褒めるは最強ツール。」
3-2「写真ディレションのツボを知ろう。」
3-3「イラストレーションを照らしてみる。」
3-4「コピーライターの本当のしごと。」
3-5「印刷に会いにいこう。」
3-6「原風景を探そう。」
3-7「“一応”からの卒業。」
3-8「自分の居場所を見つけよう。」
3-9「入稿の本当の意味。」
3-10「伝えることは学ぶこと。」

第4章 クライアントとの関係を育てる、たのしごと。
この章は14節あり、5章の中でも最も節数が多く、ページ数含めてもっとも多く割かれています。クリエイターが幸福に仕事をするためには、ストレスのないクライアント(依頼主)との関係づくりが肝心です。クライアントとあなたの関係は、ただ労働と対価を交換するだけではないはず。両者がともに幸せなゴールにたどりつき、良好な関係を築くために、私たちがなすべきことを考えます。デザインプロセスのコミュニケーションその2であり、この本が「文脈をつくるための本」であるためのもっとも重要な章です。

4-1「ストーリーも絶賛販売中。」
4-2「包み方を変える。」
4-3「赤字インタビューをしよう。」
4-4「巻き込んで、味方をつくろう。」
4-5「コンセプトは、後からも効く。」
4-6「自分の仕事を評価しよう。」
4-7「ハードルを好きになろう。」
4-8「速さの裏の落とし穴。」
4-9「プレゼンはプレゼント。」
4-10「比喩力をつけよう。」
4-11「できる感度と落とす感度。」
4-12「仕事の価値を正しく測ろう。」
4-13「続くことを考えよう。」
4-14「ラーメンを出してから餃子を出そう。」

第5章 あなたのこれからを創る、たのしごと。
4つの章を回ってきたあなたは、きっとクリエイションの仕事に対して、新しい見方をいくつも身につけたはずです。最後は自分がどのようにものをつくる人生を過ごしていくか。様々なプロの形が生まれる多様性のいま。どのようにあなたはクリエイターとしてのキャリアを積んでいきますか? あなたの将来の姿を見つける、道しるべの最終章です。

5-1「基礎研究と応用研究。」
5-2「模倣と創造の関係を考えよう。」
5-3「5つの力で自分を見つけよう。」
5-4「やりたい、から、やるべき、へ。」
5-5「自分の時計で動こう。」
5-6「スペシャリストか、ジェネラリストか。」
5-7「たのしくいこう。」

5つの国を旅するように、この本を通じて新しい視座を獲得し、つらい日々やストレスを抱える日々から少しでも脱してもらうきっかけになれば嬉しいなと、こころから思っています。

ここまで読んでいただいた方に、ささやかなお願いです。
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次回からも、この「たのしごとデザイン論」を解体していこうと思います!

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いよいよゲラが出てきはじめましたよー。